朝
君が
遠浅で
わたしを
呼んでいる
幸せなゆめを
見ていたいなあ
水がつめ ....
たかが小銭、されど小銭
そんな風に言える生活レベルでは有りませんで
必死こいて 高価な硬 ....
安売りをしていたので
星をひとつ買った
命名権付きということで
相応しい名前を小一時間考 ....
何となく波打ち際の香りを求めて
川沿いを下り海に出る
想像とは違う本物の音を聴く
現実 ....
どうにでもなれと自棄になったり
冬の心配をしたり
毎日が不安で
苦悩が尽きないのに
誰にも打 ....
僕は
途方に暮れている
届けたいものがあるけど
今日は誕生日でも
記念日でもないから
膝を ....
スパイスと宝石の匙で
耳を穿られる
《誰の膝が欲しい？――
頭の中から始まる旋回舞踏
....
自由詩の微粒子を
髪に吹きつけた女
き、ら、き、ら
女のアソコに
思いを巡らせても
モテないし
お金もないので
仕方がないから
平和について
....
日本が好戦的になるのが
許せないのであって
戦争そのものが
許せないわけじゃない
現に中華人 ....
夕暮れになるといつも
そこに
ぜんぶを残して
かえった
何度飛び降りようとしただろう
日々続くこの原因不明の激痛に
その都度、何か引き戻す力が働き
こ ....
「よう、よう。それでは、レッツゴー！
絶望という制服。着用ぉ、それでいて日本征服、決行ぉ。街中で探 ....
男前ではない
お徳があたりまえの
豆腐を作りたいんだ
臭いのではない
くださいと言われる ....
懐かしんでみたところで
未来が変わる訳ではないのに
思い出が欲しいのは
未来を決める言い訳にす ....
夜の海に光る月
それはまるで海月のよう
月の海月は光る
暗い海という貴方を求めて
海 ....
熱中症の耐性を 獲得しようと
落日に 散策の途次で
物蔭・木陰をすりぬけるとき
....
一冊の本を収めるためには
大きな空間が割かれなければならない
一冊の抱懐する情報の連 ....
音が湿っていく。
地獄なんてみたことない
一回くらい覗いてみたいよ
、だって？
この ....
クーラーの唸りの向こうで
ミンミンゼミが雄叫びをあげている
挽いたコーヒーにお湯を注ぎながら ....
書きまくれ！ 書きたいように 書きたいときに
描きまくれ！ 描きたいように 描きたいときに
....
こちらは
がんばっても
届かない
ガンバレ難民
あちらは
がんばりたくても
がんばれ ....
昨日が絶賛好評中な日であっても
今日を超えることなどない
桜が満開の昨日より
桜が散った今日が ....
夏の日差しを浴びて影が私の前を歩いてゆく。
大通りから一本中に入った林道に避暑客は少ない。 ....
うそをならべて
恋を楽しんだ
全部ほんものみたいににせもの
でも心は痛いし
ふわふわするし
....
感情は小石一つで簡単に転んでしまうもの
山脈つたいの尾根を歩いている感情
左は恋愛感情
....
酷暑の昼は蝉も静やかに
涼やかなゴーヤのカーテン
凛々と陽を映す泰山木
あんず ....
アイスクリームをあたしの恋人に見立てたのはたしか衣巻省三でギター片手に歌にしたのは高田渡だったのだけ ....
いなくちゃならないんだ
いないと駄目なんだ
言えるはずのない想いが
駆け抜け始 ....
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