宇宙船は庭にうかんでいた
  宇宙船はトマトのように赤かった
  宇宙船は言葉のよう ....
すごく綺麗な声がしたので
見上げると
すぐ近くの
電線にとまっていた
小首を傾げては
同じ ....
道で猫がひかれている
内臓をぶちまけた姿でよこたわる
そこは子供たちの通学路で
水泳にでかけて ....
見上げたとき
それは

蒼く凍えていた

凍える空が
美しい
なんて
だれが言ったの ....
世界は、愚かさに溢れている
愚かな発言、愚かな行動
愚かな戦争、愚かな恋愛
何がどう愚かなのか ....
例えば、夜だ。
触れること、雲のさき、
並んで笑った昨日のこと?

迷子の猫さ、今の私は。
 ....


笑顔が素敵と言われて
誰が嬉しいと言ったの?


深い不快
もう慣れてしまった嘘
 ....


まだ足りない

融け出しそうなアスファルトに
全てを投げ出した缶コーヒー
プルトップ ....


尻尾
普段は隠している

尻尾のことが
気になります

眉を上げて
小首を傾げ ....
 遠く離れた
 名も知らぬ君に対して
 愛を感じるための
 口実なんてない

 人類みんな ....
 
 ビルの最上階から
 吐物を散らし
 眼下に流れる
 アスファルトに
 群がり狂う者ら ....
 夜 地球の上を這う 目的地は 一軒の家屋 家畜のように 這いつくばった 小さな平屋
 爪が土を削 ....
君の出してくれた
アイスクリームが
冷たくて胸に沁みた
夏の午後の日差しの中で

人はなぜ ....
ドラムンベース 片耳で聴く
日常の心地よい雑音をもう片方の耳で聴く

私は両利きでバイリンガル ....
おい俺は墓標を背負ったまま腰抜かしたぜ
さっき
久しぶりにここに来たらなんと
6年もたってやが ....
ぼくはそろそろ
ぼくという人間には飽きてきた
ぼくのいない世界を。
果てしなく流れ続ける
川 ....
〈誕生〉
生きるために産まれてきたのでも死ぬために産まれてきたのでもない。
目的がないのではなく ....
むかしある女の娘に
なぜ私にそんな義務が
あるのですか
と 言われた

ただデートに誘った ....
身の程ならば知っている
薄汚さなら知っている
壊れかけてる玩具のピエロの人形の
片腕一本剥ぎ取 ....
ほんとはねハーゲンダッツが欲しかった
ほんとはね緑の帽子が欲しかった
ほんとはね夜は静かに寝たか ....
窓の外では雀たちが木々の間を飛び交う
テレビからは泣き叫ぶ人々の声が聞こえる
このところの私は6 ....
目を閉じて

いろとりどりの

小さな折り紙

小さく小さく折って広げて一息吹けば

 ....


床の下の人は
土に還るのを待っている
腐った林檎もきっとそう

とどめを刺さずに
 ....
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2014年7月24日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
宇宙船草野春心自由詩414-7-24 23:33
みたことない小鳥Lucy自由詩13*14-7-24 23:05
道に横たわるもの朧月自由詩314-7-24 22:30
凍える空草野大悟2自由詩3*14-7-24 22:23
愚かさに猫の耳自由詩214-7-24 22:07
アディオスの意味てんがねこ自由詩014-7-24 21:57
失笑瑞海自由詩2*14-7-24 21:25
握り潰された缶コーヒー凍月自由詩6*14-7-24 21:13
夫は犬なので比良末潮里自由詩514-7-24 20:42
包み紙まーつん自由詩11*14-7-24 15:20
天地無用自由詩014-7-24 13:21
夜這いやまうちあつ...自由詩3*14-7-24 13:10
冷たい夏渡辺亘自由詩314-7-24 12:19
架橋の踊場朝焼彩茜色自由詩12*14-7-24 10:50
腰抜かすサナギ自由詩114-7-24 9:24
外せない連環hahen自由詩014-7-24 8:11
人へ葉leaf自由詩314-7-24 6:57
権利と義務浩一自由詩3*14-7-24 6:32
プルチネッラbaby b...自由詩214-7-24 6:31
ほんとの話自由詩314-7-24 6:14
真意ichiro...自由詩8*14-7-24 6:02
折り紙鶴灰泥軽茶自由詩1014-7-24 1:03
還元瑞海自由詩4*14-7-24 0:17
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