道に横たわるもの
朧月

道で猫がひかれている
内臓をぶちまけた姿でよこたわる
そこは子供たちの通学路で
水泳にでかけてゆく子供たちがいた

猫を横目で確認した子らは
ひそひそと話しながら立ち止まらずにあるいた

私はそれらを交互にながめ
将来という明日をかんがえていた

車がわがものがおで真中を走る
そうでないとだれもが危険なわけだが
乗っている私がすみへよりたがる
それはとても卑怯におもえる

何事にも自信のもてない私だけど
私の足の下でなにがおこったのか
知りながら真中を走りたいとおもった


自由詩 道に横たわるもの Copyright 朧月 2014-07-24 22:30:46
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