夢を見た
左脚を喪った
整った肌の少女が
ふらふら回っているような
....
いじめ事件に目くじら立てているひとを
馬鹿だと思ってしまう
こんなやつらがいたから
....
ロンサム・ジョージ、ロンサム・ジョージ
溜め息みたいにふっ と死んだ
ロンサム・ジョージのニュー ....
とくべつかたい
ピスタチオのからは
男の子に剥いてもらうべき
力みながらも丁寧な
あかく ....
わたしが哀しみを好むのは
ほんとうの哀しみを知らないからかしら
わたしが淋しさを辛く感じない ....
もうじき冬が来る。
あの人に出会った冬が来る。
あの頃私は浮かれてて
名前も知らな ....
曖昧な笑顔を
優しさだと思っていたから
本気になって辛かった
待つのは簡単 ....
目に見えて不幸そうなわたしを
演出しようとしたけれどできなかった。
総てに負けているなん ....
暴力が
時に美しく
見えるのを
アル・パチーノが
教えてくれた
この俺に
....
森の中にはたいてい
熊さんはいないけど
ほとんどの確率で自分がいます
出会ってしまいます
....
雨の日に
モンシロチョウは何思う。
どこでか弱い羽休め
どこで蜜を求めるの。
私は独り
....
雷鳴のち雨
支えきれなくなった
重みに
洗濯物はらりと落ちた
足元
輝く糸屑が大きな雲の形 ....
ひかりだけ
音のない
ひかりだけの洞窟
その洞窟のなかで
郷愁に身をさらしながら
ぼくは透 ....
わたし
わたしたち、という言葉のためだけに
ひとが生かされているとしても驚きはしない
わた ....
メイアンが名づけた
薔薇という名前のピースはとても丈夫です
暖かくなってくればすぐ
芽が動き出 ....
冷たい峰を横切りながら
清冽な印象を残し融解する
旅人は柔毛濡らす
輪郭は呼応しない内容
....
おまえはほんとうにバカみたいに
しましま模様のドアを開けたがっている
痛いから苦しいのじゃなくて ....
梅雨の隙間から覗く太陽が
午後の峠を越したころ
昼寝をむさぼっている街頭に
黄ない帽子 ....
ぼくの才能は
ただ
ひとつ
きみを
ずっと
ほんとうに
好き
と
言えることだ
鉛筆を研いでる間に書きたい事を忘れてしまう
(何もしなかった日)
デクノボウのまま突っ立っていた、あの日の青年。
谷底の闇でうずくまっていた、あの夜の青年。
....
?の裏側に、いのちがある。
?の裏側に、人がある。
?の裏側に、家がある。
?の裏側 ....
玄関の横の向日葵の鉢植えの横で
腹筋運動をしている奴がいる
奴が男なのか女なのかは分からない
....
ふるさとの母がうるさいから
うるさと
だけど、たまの手紙にうるうるするから
うるさと
そして ....
大阪のおかんが
たまに口にした
がたろの意味を
今になって知る
初恋の
相 ....
知っているか
言葉達を?
決して君に語られる事なく
死んでいった無数の言葉達を?
知って ....
愛は
価値あるものを大切にしたいと思う、人間本来の温かい心
それが本当なら
....
愛の形は
心の形
綺麗でも
不恰好でも
たくさんでも
ちょっとでも ....
想い出は夏の汗とともに気化してゆく
ひやされて秋の透明なひかりになる
わたしはひとまず泣 ....
今日も暑いですね
君の心は晴れですか?
私の心はしとしと雨が降っています
....
この道は
いまも昔もこれからも
朝も昼も夕方も夜も
悲しかろうと嬉しかろうと
これが今生のお ....
空はうるさく、
紅茶は、すっかり生温くなっていた
じっとりとした沈黙が、
部屋中に散布されてか ....
蝉の音が、君に夜明けを告げる
ぬるい麦茶を一口だけ飲む
連日降り続いた雨が
大気に馴染んで、
....
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どこかにいけて
どこにもいけない
逃げる事がどういう事かも分からないまま
私は今日も走りだした ....
風、騒ぐ
浪は立ち
君は冷静
世界は平静
世は暗く
我が魂も暗く
....
温もりが感動的なもの作る人と人との出逢いは奇跡
帰り道夕陽が綺麗梅雨明けも近いのだろう心が弾 ....
今日も怒りのスイッチが入って、私は、動かなくなった…
動かない
身体も頭も
悪魔はよう ....
原寸大のあいを
ゆりかごで揺らす
太陽のひかりを浴びて
おおきく育まれた
栄養素 ....
眩い 暗い 世界で
僕はひとりぼっち
山鳩は朝を告げるのをやめ
向日葵は俯いている
....
病室の小さな窓
奈落に引き込む入口
鉛の空が目に溶け込む
裂けゆく毛細血管
白い錠剤が命 ....
たとえば
の
有効期限は三日間
それをあなたに伝えなかった
戻らないのはそのせいか
....
アビシニアンを飼うことについて想像をしてみる。水を運ぶエチオピア人の踵が、農園のブービートラップに触 ....
巻き込んで
傷つけて
疲れさせて
そうやって背負いこんできたんだな
どっか行くために ....
透明から
溢れるような
ちいさな恋の始まり
色づく
季節をめぐり
花咲いたあの日
....
…海水浴場へ着くと家族連れはもう帰り支度をはじめていた 。
ほしかったポロシャツにもまだ未練 ....
最近は、音楽の授業にスマップの曲が出ていたりすると言うから驚きだ。近々、ミスチルやサザンの曲も教 ....
みんなおやすみ
きょういちにち
散歩していたひとも
友達とすごしたひとも
じ ....
ぽつりと、世界に取り残されたおれは
静かに目を瞑って世界をつくった
隣には無愛想なきみが ....
私のかなしみが
のりうつるなんて
いつわり
ふるえた
ことばは
宙を見ている
拭 ....
衝動は次第に、静かな波のようなものへとそのかたちを変えてゆく、無くなるのではない、そうい ....
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