ぼくはひたすら逃げたんだ
あの夢のときのなか
すべての安住と
厄介なことたちを捨てるために ....
自然はいつも新しい
新しいものはいつもキレイ
キレイなこころはいつも新しいこころ
....
サーフィンしてると
めのまえの水しぶきエンジンみたいや
波よりもはやく
はやくはや ....
今日 静かに雪が積んだ
僕は I'm singing in the rain を小さく歌う
....
すきなことをかくのに
理由なんかいらないよ
君は笑うのね
ないているのに
すきなことをす ....
昔々、あるところに、下半身がキャタピラのおじいさんと、下半身がキャタピラの
おばあさんがいました。 ....
その国では孵化しかけている鳥の卵に小さな穴を割り開けストローを差すとその中身をずいずい飲んでしまうら ....
網戸に
みっしりと
あたしの嫌いな
蛾が
はりつている
義母が
買ってきた
....
♪ドゥンドゥクドゥン
♪ドゥドゥンドゥドゥンドゥンドゥン
♪ドゥンドゥクドゥン
♪ドゥドゥンド ....
ココロ、ぽっかり
開いた穴
何で埋めよう?
手持ちのアイテムは
ため息に汚染中
....
錠剤首輪
鎖の先は生
空腹時は首輪を飲み込む
そうして誰かに吼えている
そうして誰かに噛みつ ....
父親が好きな数少ないタレントに、清水圭がいる。
小田和正、奥田民生がTVに出ていると、あ ....
みんなで 空に向かっておしっこしよう
おしっこは 飛行機雲みたいに空に向かって飛んで行くんだ
....
自分に刃を向けることを止めた
そして、外に刃を向けることを止めた
外に刃を向けることを止めた ....
逆立ちする樹は
王子の星を三本で覆い尽くし
そのうち星は崩壊
逆立ちする樹は
なぜか地球の一 ....
日の光が閉ざされたそこに
雲は薄くほの暗い蒼をたらして
地上の星は
ひとつふた ....
耳を澄ますと何かが聞こえる
遠くで何かが聞こえる
近くで何かが聞こえる
透明な糸で繋がって ....
咳込みながら考える
このまま息ができなくなって
瞳が閉じればいいのに
狭まっていく世界に
初 ....
向かいの屋根の瓦にはまだすこし雪が残っている。祖母の家から預かっている蘭の葉が黄ばみはじめた ....
うすあかりの光りがまだら模様をえがく夜
わたしは、私を忘れる
「風が出てきたみた ....
すぐ泣く
その涙も空気にとけるよ
溜息も
雲がもってってくれる
だから窓あけよう
そう ....
「辛い」って書こうとして
「幸い」って書き間違えた
たったそれだけのことなのに
....
自分が愛する人を「今は」自分では幸せにすることができないと、
祈ることしか出来ないと気づいた時の辛 ....
東大出のバカ御曹司はいらない
━権力を持つ前に常識を持て
自称一兵卒の王様もいらない
━お ....
疑問だらけの愛らしきものに
翻弄されて迷い込んだ森の
住人たちは迷惑そうな顔で
見てみぬふりを ....
この人は何故自分を
信じられないんだろう
夢が膨らんでいる
現実になって
大きくなろ ....
アタシどこからきたっけ?
アタシの親はどこだっけ
アタシ弱虫だったっけ、人を簡単に殴れるっけ
....
暁の透明なあたまが働きだすと、ふたせだい前の戦争を、じぶんじしんの真実を、薄暗い霧のなかを、初老が漕 ....
「神の国は近づいています」
「悔い改めなさいと」
「イエスは…」
ビルの谷底に流れる歳末の ....
無能さの解消は
たとえば
あさごはんをたべるとか
そういう
せいかつしゅうかんのかいぜんで
....
生活保護のない日に眠りに落ちるのはきっと簡単なことではないのだろう
夢のないことについて風は語 ....
昔々あるところに二人の男性の間で揺れる少女がいました
Aさまは優しくお金持ちで尽くすタイプの爽やか ....
彼方
あなた
蘇るとき
空白の
わたし
あなたに
なれますか?
しんどい
そう言って泣く君の背中は
丸い
遠くない半径にいるわたし
なにもいえないけど ....
雪晴れの朝の
あっけらかんとした明るさ
街に光が満ちている
街の輪郭にエッジが効いている
....
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