夜風を、友よ、
ぼくは、青春と呼ぼう、
黒の日だまりのなかで
ひとりを抱えて
....
傷が癒えていきます
でも
いろいろな声が遠くなっていきます
いろいろな景色が霞んでいきます
....
別になんでもない仲の君と
なんの因果か島根は松江の町を歩く
きれいな川 かと思いきや宍道 ....
何の為に生まれて来たんだろう
何の為に生きて行くんだろう
解っている顔をして
一日一日生きてい ....
ある時
止まった時計を見て
心がざわつくように
あの時
置き去りにしてきた後悔に
一瞬 ....
なにも書くことは ないだろ?
そのノートに
立て膝なんかついて つらいんじゃない
そのガタ ....
AC○3I
メソッド
10日塗れて
Z=SEX/8
By the way
白鷺飛立つ
カ ....
ぼくの家の庭には古い井戸がある。むかしは豊かな水が湧き出し、たまには幽霊というオツなものも出たらしい ....
女子トイレに入ってきた
あなた
あっと小声上げたと思ったら
ばつの悪そうな顔して出ていった
....
先生覚えてますか
あれはまだ俺たちが幼稚園児だった頃
狭い教室に小さな椅子を丸く並べて始めるゲー ....
西蔵
紅塵侵梵鐘
悲響到霊峰
萬國知天道
應昇拉薩龍
チベット
紅塵 梵 ....
そよ風が揺れる
新緑の公園
きらめいて
サッカーに興じる
少年たち
ヘイ!こっち! ....
夫に逃げられちゃいましたとかって
シングルマザーがベイビーを抱えながら詩の朗読をしている日曜日
....
ボトルの内側に貼り付いた
水滴がつるりと滑り 落ちる
そんなあっという間にも僕たちは
死にあい ....
蜂蜜を舐めたらキミを思い出した
夢でも会いたいと願うよ
同じベットで並んで眠れば
まどろみはま ....
旅先の緑の山に囲まれた
川のほとりの砂浜で
独り石に腰かけていた
これからの日々で ....
ことばを見つめているとそれだけで、わたしは誘拐されてしまう、ことも ....
ガマはザリガニを
食べる
ザリガニは
大船から逃げ出した。
ガマはバリバリと
殻を割り ....
いい人は死ねよ。
あ??
いい人は死ねよ。
あ??
いい人は死ねよ。
あ??
いい人ぶっ ....
北の大地の端っこに
その工場は在ると聞きました
えっちらおっちらせわしなく
『何か』をつく ....
ストレートな詩が好きだよ。
深い、深ーい意味を
あなたが詰め込んだとしても、
私はおばかちんだ ....
綺麗な華に騙され
可憐なトゲに犯される。
明日の見えない
今日を過ごす
哀れ ....
だいすきなんだ、
ほんとうに心から。
台詞じみてると
言われようとも
ありふれている ....
別れ間際の四階の駐車場で
きみと夕日が似てた
赤茶色いきみの髪と
夕日の赤いのが
....
星がひろがる、昼下がりの欲情、
トキが流れる、冬の終の性処理、
あれからのトキを、考えて ....
浜辺のきみに
ちぢれた朋輩たちの影が
しずかな素肌、ひかり、はしる
緑の風、フ ....
私は卵について語りたい。だが卵について語ろうとするとき、私は古傷をえぐられるような心の痛みを感じ、 ....
大人は忘れてしまった
中学生の頃、自分を取り巻く空気の薄さを
だってほら、なんということはなしに ....
新緑を眺めながら
赤いゼリーを
ぷるんと含む
冷たく
とろりと
溶けて
でも
なぜか
こころは
....
霧を叩くことができたら
あなたの視界を打ち鳴らせたら
こんぺいとうを夢で味わえるなら
夜 ....
海辺で
***
あなたは
丁寧に研がれた小刀をひとつだけ持って
後ろ髪を ....
君は僕の手首の傷のこともちっぽけな心のこともぐちょぐちょの中身のことも知っているんだ。だから僕は君を ....
白い壁を伝って
流れ落ちる静かな響き
桜まで飛んで
ためらい無く散った
....
昔この部屋には猫がいて
そして死んだの
雨が降り出して心底恨めしかった
だから押入 ....
光が後ろへと流れてゆく。
しばらく眺める。
光は止まることなく
後ろへと流れてゆく。
....
ふらふらと
京都から帰ってきた
またウイスキーを一瓶、
一気に飲み干して
....
他人が特別じゃなくても
自分が特別なら
それでいいじゃないか。
うるせえ!!!!!
と思い切り叫んだそちら側には誰もいなかった
ただ僕は思い切り叫びたかった
....
コンソメ味は嫌いだ
映画館で食べるピックアップは
チーズ味が基本だ
お兄とあたしはいつもチーズ ....
心の中では頑張れって言っている
でも言うだけで
無意味な質問を繰り返しては
自分を嫌いになって ....
光
こここここここここ 光
....
隙だらけの牢獄で、
僕と君は、
鬼遊び、
逃げ出す役は僕なのでした、
やがて、振り返ると ....
?
まだ柔らかな朝の光を受けた街は
サッパリした顔で無防備に佇んでいる
夜に息をひそめてい ....
「何で俺に言うんだ!」
「俺には関係のない事だろう!」
「メーヴェに乗ってマッハ10でルパン ....
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