上昇気流が息をし始めるが、
僕は、24時まで何もせず、
あたかも無実をよそおって、いる
おねが ....
かなしみがとことこ
ひとりでにあるきだして
どこかとおい
うみにかえると
いいな
....
私は魚と戦うことにした
人間が進化の完成形なのだとしたら
魚には未知なる可能性が待っている
....
あつくて
あおくてあかくて
夕立ちが来るのをひと月半くらいまってた
あまくてあざやかで
....
そのドアを
開け放して
外を見ています
ドアを開けていれば
誰か来る ....
あるのか
ないのか
ギヤマンの壺
煩わしいのは
小判鮫のように
ぴったりと張り付い ....
手にとると壊れてしまう光の束
生命との共通点をさがそうとしたけれど
白いなにかに惑わされて
明 ....
僕の家の近くの坂道で
いつもすれ違う人がいる
今日は雨が降っているよ
その人は ....
ひとり旅する人をみると
かわいそうだと 人は言う
目を伏せないと歩けない人をみると
....
どこかで落下する
果物の感傷のなかで
頭痛がするすると昇ってゆき
遂にまくらだけを欲するくらい ....
こころの深いところから
湧いてくる言葉を
拾い集め
並べてみる
い ....
季節外れの扇風機を適当にまわして
適当なところでアーと言ってみたりする
ヴアーとかえってきたら人 ....
サヨナラって
言いたくなくて
最後のメールは
おやすみって
書いたんだ
....
都会の向こうで
星がスモッグに身を隠している
広がっていく
存在が箱の中に限られたまま
....
君 雑踏の中 僕のお尻 触る
ちょっとうれしい
今度は 僕のお尻 ぽんぽんとたたく
またちょっ ....
最後の頁は
白
いくつもの空を渡って
うたが
君の心へ ....
怒って、震えていてあなたの眼球がこわばって後退りながら私を見据えている。私の頭は熱くて地は冷たい。も ....
夏休みも終わり
プールの授業ももうすぐ終わり
空はどんどん高くなり
木々は少しずつ朱に ....
こんなはずじゃなかったんだよなあ
なんでこんなことになっちゃったのかなあ
おれ、飯が食いたくて
....
オーロラの海岸に不時着した
求めるものは
奇妙な星にしかないという
珍しいパンと温かいコーヒー ....
君のためにとか言ってるやつほど、うそつきが多い
人生とは自分のためにあるのだ
....
道を行くその途中で
名も知らぬ小さな花に
私は恋してしまった
その場で咲き乱れるこ ....
この世で一番普通なのはうつ病ヤロー、
この世でうつじゃないやつは変人だ。
見えてないんだ、何 ....
静かだけれど
確実に変化のある日
帰らなくちゃいけない
帰らなくちゃいけない
始発の鈍行列車に乗 ....
髪の毛が黒いからって
卑屈になることはないわよ
金色の美しい髪をなびかせて
女神がささやく ....
9月5日(Sun)
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....
裁ち合わせ
マヌカン仕立ての女の子に 立体裁断の恋をする
パラレルワールド
クレオ ....
チリチリと夕闇に焦がされる怠惰の うすい皮 夕闇に焦がれる ふたごころ
の隙間 巻き戻さなければ ....
冬の間
じっとしていた玄関前
夏になると
手がいっぱい
青々と
生き返り
軽やかに ....
米の粒が 口の中で踊る
舌の上で散らばる
噛み応えのある 少し硬めの粘り
嗚呼.. ....
ブルーのわすれなぐさ
せつないブルー
ちいさなきおくの はなびら
おひさまに ひろげて
....
なんて轟々と風が吹く
許されるなら
風の中に立ちつくし
空を流れる雲を
姿を変える様を ....
結局このポッキーは俺だけのモノになったね
よく君が僕のを欲しがってて
いつも僕はあげなかった
....
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