[301]一番絞り[2004 09/20 06:36]☆
このところ、『批評しましょ』で取り上げられた二作品を振り返ってみると、いわゆる戯曲の中からモノローグだけを取り出したようなものだったように感じられる。
べつに詩なんだからどのような形式だろうとかまわない。
ただ、テーマがあって、ストーリがあって、モチーフがあるようなものを詩として書き込むなら、最低限そのような書き方について
しかるべき敬意というものを払ってもいいのじゃないかと思う。
散文だって斬れば血が流れるのだ。
そういう詩の場合、テーマ、モチーフ、ストーリーが同じであるという単調なものは賞味するには退屈なのである。
しかもそのうえ、この二作品、発話者のキャラクター(性格)とシチュエ
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