[448]もぐもぐ[07/11 05:59]★1
的アイデンティティー、とでも言ったらいいのかもしれない。土地や言語の共通性による、文化的アイデンティティー。それは漢字ではなくひらがなで「くに」と呼ばれてきたものであって、それを近代的な統一国家(「国」)形成の基盤にしよう、というのがナショナリズムである。

ナショナリズムは、そもそもは、決して個人に特定の生き方を強要するような、そうしたものではなかった。むしろ、逆であった。共通の生き方(土地や言語)をしているから、一つの国家を作ろう、そうした発想だった。

ところが、ナショナリズムには、もう一段階の役割がある。国家を作るといったとき、具体的に誰がその任務に当たるのか、どうしてその人がその
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