ヨタハチ/竜門勇気
八「やい、おしえろ!」
大「やいとは威勢がいいね。でもね、お前さんには向かないと思うよ」
それを聞くが早いか八兵衛、癇癪を表しましてグイっと熱いお茶を手に持つや大家さんに目いっぱい引っ掛けます。
慌てふためく大家さんを尻目に終いにはポカポカと床をたたき出しながら泣き喚く始末。
やっと落ち着いた大家さんも呆れ顔です。
大「あちち・・・いつもながら全く酷いね。いいかい嘘じゃない。詩を書く上での法、権利は。」
やおら八兵衛顔を上げ
八「一つは?」
大「何にも束縛されずに思うがままを書き記す権利だ。」
八「そんなの誰でもやってらぁ!さる高名な詩人もオ○コの詩を書いてたっけな。」
大「
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