【批評祭参加作品】 現代ホラー映画50選(1)/古月
る本作だが、それもそのはずこの映画、撮影環境が非常に劣悪で、スタッフも俳優もみな狂気ギリギリの状態で撮影が行われた。外の気温が体温を超える中、締めきった室内で撮影用ライトを照らして行われた撮影は過酷を極め、監督が衣装の洗濯を禁止したことで俳優達は汗や血の悪臭の中で演技することとなった。
また、ガラスを突き破るシーンでは撮影用のキャンディガラスを買う予算がなかったため実際のガラスが使用されており、怪我も本物。レザーフェイス役のガンナー・ハンセンも、チェーンソーで足を怪我するシーンで、足を保護するための鉄板とチェーンソーの摩擦熱で大やけどを負った。
もはや何が演技で何が本気か分からない異常な状態で
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