【批評祭参加作品】 現代ホラー映画50選(1)/古月
か世間的には「リメイクされたの?」というありさまの本作。
やはりロバート・イングランドは偉大だったということか。
シリーズとしてはこちらもせいぜい楽しめるのは3までで、「これは夢か現実か?」という虚実の境目で獲物をいたぶり殺すフレディの手口も「4」以降はバラエティ路線に変わり、映画も「夢でなら何でもできる」という側面を強く押し出したヒロイックなアクション・ホラーにシフトしていく。それと同時にフレディのキャラクターも残忍な殺人鬼からファニーなモンスターに変貌した。
ただ、やっていることは依然として残酷な殺人なので、その陽性の雰囲気とのギャップがよけいにブラックな笑いに繋がっていると言えなくもな
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