私こんなにも好きだっ短歌/木屋 亞万
 

叫びたい怒鳴り散らしたい殴りたい泣きわめきたい君に会いたい



デリケート割れ物注意めんどくさい
夜風このままわたしを連れ去れ



世界には星の数ほど男がいて
通じ合うのはあなたくらいで



絨毯に君の時計が横たわる記憶眩しく直視できない



君探すアンテナ感度故障して何見ていても君映し出す



春が来てくしゃみが3度続いたら私のせいだと思っていいよ




街中で彼女と笑う君を見た弾けるヒューズこころ停電





この手紙、牛乳パックでできていますあなたと飲んだ最後の朝の


んふふふふんふふふふふふんふふふふ
後悔しても知らないからね



   グループ"ミソひと文字"
   Point(4)