●そろもん第一の栞/みつべえ
んなに情熱を注げたのか。ひとつだけ言えることは、やはり少数でも読んでくれる人たちがいたということです。優しい読者のみなさんが、封書やハガキで感想をくれるのを、いつのまにか心待ちにしている自分自身の発見でした。1995年、それらの作品を「捧げる詩集」にまとめました。その顛末については重複するかもしれませんが、こちらにも記してあります→http://po-m.com/forum/i_doc.php?did=6806。そうやって長期的につづけていると、私の短い詩は十行程度のものが圧倒的に多いことに気がつきました。それでそれ以後は意識的に十行の詩を構成するようにしたのです。私のなかの定型の発見でした。
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