名前の理由、聞かせてもらっていいですか?[14]
2006 06/18 18:20
佐々宝砂

佐々宝砂の由来はあちこちで書いたので、その前のPNの変遷から。

むかしむかし(1980年代前半)は、森村時霧(もりむら・ときむ)というPNでした。なぜPNかというと、そのころは日本の田舎にはインターネットなんかなくて、HNという概念もまだなかったからです。森村時霧という名前、何からとったかわかる人はわかるし、わかんない人はわかんなくていいです。で、「時霧」というのはあまりに名前っぽくないと言われ、なんとなく音の似る「森村巧」にかえて、そのあとしばらくして、夫(まだ結婚してなかった)との共同ペンネームとして「芹沢巧」にかえました。なんで「芹沢」かとゆーと、なんとなく涼しげで田舎っぽかったからです。それがまあ、1980年代後半のおはなしです。

でその後、1990年代に入り、またまたひとりでものを書くことになりまして、なんにしよーかなー、いまさら「森村」はもう使えないなーと思っていたころ、東京創元社から再刊されていた夢野久作の『ドグラマグラ』を読みました。その解説で夢野久作という言葉が九州の方言で「夢ばかりみてるやつ」という意味であることを知りました。なるほど、方言をPNにするのはいいなーと思い、静岡は遠州の方言を思い出したところ、なんとか名前になりそうなものが「ささほうさ」なる言葉でありました。「ささほうさ」は「ちらかってること、ぐちゃぐちゃ」という意味です。そいで、適当に漢字を当てて「佐々宝砂」というPNにしました。これはあくまでもPN、筆名です。

たまに間違われますが、佐々木さんの「佐々」に「宝(たから)」に「砂(すな)」です。
宝船でも宝珠でもないです。面倒な名前ですみません。

HNはふたつあります。簡潔に説明。

・鈴木パキーネ
「鈴木」は戸籍名です。
パキーネは、眉村卓の小説「わがパキーネ」からとりました。
ちなみに、パキーネは、ユーカロ族の宇宙人なんですよ(w

・ルクセンブルクの薔薇
ローザ・ルクセンブルクという実在の女性革命家の名前からとりました。

#で、なんで戸籍名を使わないかって、だってあなた、だってあなた、
#私の戸籍名、鈴木美千子なんですもの!!!!
#戸籍名の方が仮名みたいじゃないですか、まるで。
#なぜ戸籍名という言い方をするかとゆーと、
#仕事その他では旧姓の通称名を使用しているからです。
#本名って、本名って、いったいぜんたいなんなのでしょう???
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