夢を見たら書き込むスレ[700]
2006 06/10 19:54
佐々宝砂

「フサちゃんシリーズ」というものを読む夢をみた。

フサちゃんという名前のうさぎみたいなイキモノがでてくる、ちょっとマンガみたいな絵本だった。フサちゃんは、ミッフィーをピンク色にして、「パタリロ!」に出てくるタマネギの◇みたいな口にしたような、もろ盗作っぽい絵柄(名前も盗作っぽい)。フサちゃん以外の登場人物や背景は、けっこうリアルタッチに描かれていて、だから単純化されたフサちゃんはとても目立った。で、どんなお話かとゆーとですね。

地球の北アメリカのどこかに、日系人(またはもろ日本人)と思われる家族が住んでいる。お父さんはNASA勤め、お母さんと小さい姉弟と、性別不明の赤ちゃん、という構成。でお父さんがあるとき宇宙でよくわかんないイキモノを拾ってくる。そのイキモノがフサちゃん。フサちゃんはゲル化宇宙からやってきたと主張するのだが、ゲル化宇宙ってなんなのかフサちゃん以外の誰にもわからない。という設定で、フサちゃんと幼い姉弟と赤ちゃんとお母さん(とごくたまに登場するお父さん)とが繰り広げる日常のような非日常のようなおはなし・・・が、なんとシリーズ物になっているのだった。

夢のなかではシリーズ五冊くらいが並んでいて、そのうち読んだのは2冊。1冊目は「フサちゃんのゲル化宇宙」というタイトルで、フサちゃんがお父さんに拾われて地球に暮らすようになるまでのいきさつ。2冊目は、「フサちゃんの風のいたずら」というタイトル。いたずらな台風(アメリカが舞台なのでハリケーン?)が、街を通り過ぎていったあと、特に物的被害はなかったのに、なぜか街がふたつに分かれてしまう。片方は輝くばかりにうつくしいきらきらのぴかぴかの街で、もう片方は(つくりは全く同じなのだけど)存在感に欠ける白い輪郭線だけしかない幽霊みたいな頼りない街になってしまう。建物だけではなく人間もそうで、地球人ではないフサちゃんだけが分裂しなかった。フサちゃんはゲル化宇宙から(わけのわからない)助けを呼び、(わけがわからないまま)もういちど台風がやってきて街をかき混ぜて、問題は解決。みんながよかったよかったと喜んだあと、お母さん(若くて綺麗)が被っていた青い帽子を飛ばされ、スカートを大きくまくりあげられ、風のいたずらもこの程度ならいいのにね、ってフサちゃんが笑って幕。

(あまり子ども向きとは言えぬ)
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