夢を見たら書き込むスレ[116]
05/17 16:55
佐々宝砂

そういや夢を書くの忘れてた。

断片1
建て直す前の実家の自分の部屋にいる。外でがんがん音がするので窓を開けると、十歳くらいの男の子がふたりいて、天使の石像を壊している。私の実家の隣にある金持ちの別荘(現実に、我が実家の隣家は金持ちの別荘)から盗んできたものらしい。そこで私は説教してやった。その石像はね、古いか新しいか知らないけど、カネはいくらかかかってんのよ。誰かが一生懸命つくったのよ。直すのにもカネがかかるのよ。もしかしてなおんないよ。それでもよければ壊しなさい。といったら、完璧に私の言葉は無視され(あるいはそれでも壊していいと思ったのか)、石像は破壊の憂き目にあった。

断片2
私は大腿骨を骨折し、静岡の済生会病院に入院しているのだが、病室を抜け出して飲み屋で酒を飲んでいる。沖縄風の料理を出す飲み屋で、まわりにいるのはみんな私の知り合い。なのだけれど、「私の知り合い」である以外に全く共通点がない人ばかりで、全然話がはずまない。一人二人と帰り始め、そのうち私だけになってしまった。さみしいなあさみしいなあと思いながら、夜道を病室まで帰った。

断片3
夢であることがいきなりわかっている。私は暗い部屋にいて、目の前には大きな机があり、一組のトランプとランプがある。明晰夢の実験してみろと言われてる気がした(明晰夢は「夢であることがわかっている夢」である。しかし正しく言えば、夢であることがわかると同時に夢の進行や出来事をある程度自由に左右できるようになった状態を言う)。そこで私は、トランプをシャッフルし、「スペードのA」といいながら一枚めくった。きちんとスペードのAだったのでやったーと思い、今度は「スペードの4」といってめくった。するとなんだかわけのわからんものがでてきた。スペードの4と右上にはある。しかしスペードマークはひとつでかいのがあるきりで、左下にはスペードの7と書いてある。めげずにさらにトライ。「スペードのクイーン」と言ってめくった。間違いなくクイーンがでた。しかしどこにもスペードマークがない。しかもクイーンの姿がどんどん派手になってゆく。とてもトランプの絵とは思えない、どころかトランプのサイズまで大きくなってきた。なんだかなあ。今度はカードを二十二枚数えて、これはタロットカードなのだと念じてシャッフルした。しかしシャッフルしてるあいだにどんどん枚数が増えた。あまりにシャッフルしにくくなったので断念した。真の明晰夢への道は遠いね。

わりと長めの断片
何かを探して街を歩いている。歩いてるうちにスラムのようなところにきてしまった。廃屋寸前のような家が建ち並び、しかも生活臭がある。ものすごく安そうな飲み屋や、ものすごく安そうな総菜屋がある。確実に人が住んでるのだ。でも捜し物はここにない。ないよなと思ってさらに歩いたら、建物の中に迷い込んでしまった。トイレがあり、シャワールームがあり、客室のようなものがあり、かなりおんぼろだが一生懸命掃除されている、という感じ、何か公共の施設の裏口から入ってしまったようだ。うろうろしていたら太ったおばさんがやってきて、私の服を脱がして、表からでなさいと言い、表の玄関を教えてくれた。玄関を出ると、普通の繁華街だった。しかし私はそこにパンティー一枚でいるのだった。と、いきなり気付いた。こんなとこで下着だけでいて、誰も驚かないということは、つまりこれは夢だ。おばさんのおかげだ。しかし下着だけでは恥ずかしかったので、服を着ることにした、そう考えたとたん、普通にシャツとジーンズの姿になっていた。何を探していたかも思い出した。本屋か図書館を探していたのだ、もちろん私が探していたのは「セテス姫の物語」収録の『七十二宮物語』東の暁の姫作!(この本は>>96にでてきます。本のタイトルはメモしてあったのをあとで発見しました)。普通の街だったから、本屋はあった。必死に探した。探してるあいだに目がさめた。くう、無念。
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