2010 12/21 21:10
片野晃司
バイクの話とちょっと逸れますが。
先日、勤め先の近くの市営のヨットハーバーで貸しヨットに乗りました。シーホッパーという４メーターちょいのシングルハンド（一人乗り）。「ヨット」というと日本以外では意味が違ってしまいますね。セーリングボート、ディンギーです。でも面倒なので「ヨット」と言わせて頂きますけれども、これは基本的には何百年も前の帆船とあんまり変わっていなくて、何本かのひも（シートという）と、棒（ティラーエクステンション）で操る。
貸しヨットを借りると、フネ（ハル）と棒（マストとかティラーとか）と布（セール）と紐（メインシートなどのコントロールシート）を貸してくれるから、それらを結び合わせてできあがり。スマートにジョイントでパチン、なんてのはない。紐でぐいぐい結びつけるだけ。たぶん百年前からセイラーをいきなり連れてきてもすぐ艤装して乗り出せるはずです。
オートバイもそれに近いところがありますね。そりゃ細かいところは違うといえば違いますけれども、基本的には変わってない。ものすごい古いバイクでも直せば今どきのバイクと並んで走れてしまう。クルマも似ているけれども、ちょっとハードルが高い。特に今のクルマ、たとえばプリウスが５０年後にレストアして乗れるか、っていうと厳しいと思う。
僕は最近バイクの部品をあんまり買わなくなりました。なぜかというと、たいていのネジやボルト、ピン、ガスケットなどは工具箱ひっくりかえすと出てくるし･･･
長く付き合うにはやっぱりシンプルなのがいいですね。