びっくり報告スレ[54]
2005 07/30 10:45
渡邉建志

全体の重心の水平方向の位置(つまり一個一個のレンガの重心のX座標の《加重》平均)が一番下のレンガの右端の位置より右に行く(52の図の場合)と、右回りのモーメント(ベクトルの大きさ×回転中心からの距離)が発生し、回転し始めます。だから、ちょうど一個分外れると崩れることになる。逆に、一番下のレンガの右端よりまだ左にある場合は、床からの抗力のベクトルが、重力と同じX座標まで移動して重力による回転モーメントを打ち消すため、回転が発生しない。以上の理屈からいくと、レンガが地球をちょうど一周すればこのレンガ積みは自壊しないように思える。二周三周とどんどん増やしていけるので幅は永遠に増えていけるように思える。でもこれも嘘です。例えば下から二つ目のレンガから考えるとモーメントが打ち消されてないし(だけど例の無限という概念を導入し、レンガ積みが地球を無限回転すると考えると大丈夫…たぶん嘘)。この際、レンガ積み全体を凄いスピードで地球の周りぐるぐる走らせれば遠心力が重力とキャンセルして崩れないというのでどうだろう。第一宇宙速度http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%B1%E5%87%BA%E9%80%9F%E5%BA%A6という奴ですね。7.9 km/sです。
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