2011 04/10 02:32
小池房枝
sage 地震、雷、火山に津波。台風、豪雨、どか雪、雪崩。高潮、竜巻、ダウンバースト。干害もあれば洪水もあって、冷害もあれば炎暑もあって、世界中の自然災害のうち日本で見られないものってないんじゃないかってくらい色んな自然災害の見本市みたいなこの国だけど、逆になんでも出来る。水力発電、風力発電、波力に地熱に太陽光、温度差、潮力、どれがどの程度まで採用されてるのかは知らないけど、砂漠で水力や波力は不可能だし高緯度地方で太陽光は無理だろう。でも日本で出来ないもんはないもんね。産業でも人口でも一極集中、トーキョーのような大都市を何か一つで賄うには其々どれでも不足だろう。けど、例えば雪は天然保冷庫。お湯と暖房だけならごみ火力。蛍も多く生息してるので熱エネルギーロスの少ない照明を研究するのにもうってつけ。冗談でなくウミボタルも夜光虫もクラゲも生物発光は「冷光」といってものすごく効率がいいのだ。ユニセフか何かの記事で手回し式充電器つきのラジオが喜ばれてる話を聞いたことがあるけど自転車漕ぐ式の人力発電機だってできないわけがない。そういう技術、原子力や化石燃料にばかり頼らない発電技術や代替技術、たくさん発掘して、投資して、開発して、実用化させて、どんどん売り込めばいいと思う日本は。外国に対して。よその国には日本企業が作った大規模なウィンドファームとか実際もうあるのだし、原子力ばっかりに頼ってると何かあったとき恐いですよ〜って決め台詞つきで。阿漕なマッチポンプ。
＃原発の本当の問題は、万が一のはずだった事故をシュッタイさせてしまうリスクではなく、放射性廃棄物をどう言い繕ってみたところでどう処理しようもないってことに尽きると思う。人の世代に換算してみれば何十世代に渡るかわからないツケであること。今すぐ原発やめたところで今までの分が残り続けて保管し続けるしかない危険物であること。毒を食らわば皿が割れるまで続ける自棄は起こして欲しくないが。
神林長平の「あなたの魂に安らぎあれ」ではワットが配給制だった。