2024 03/17 20:41
朧月夜
足立らどみさん。
>朧月夜さん、良いとこついているなぁと意見というか、感想です。
ありがとうございます。わたしは「結論を言わない」ということを今の方針にしていて、詩人のように一つの言葉に多義的な意味を込めたり、詩想という高みを目指したりするのではなく、だらだらと長く綴られた文章の流れから、一つの雰囲気のようなものを感じ取ってほしいと思って、今は執筆をしています(広告の仕事を始めて以降、それは顕著です)。
また、クワインやクリプキなど、現代アメリカの哲学者の思想に触れて以降、文章(というよりそれ以前に会話)に、本質的な意味などないのでは? それは、「総体」として感覚的に、歴史的に把握されなければならないものなのではないのか? という思いがあるのです。「会話」「対話」「叙述」とは、正しく「交流」だと。
わたしは、詩を離れた人間ですので、「詩とは何か」ということを言えません。そのことを申し訳なくも思い、場違いな人間だとも思うのです。ただ、一輪車さんや足立さんを始めとして、「詩を書かない」という立場から詩を語ることもありなのではないか、という考えで(つまりは、かつては詩にお世話になった者としての恩返しの立場として)語ることもあるのでは……と、思ったりもするのです。
また、足立さんがネット上の詩にまつわる論争を冷めた目で見ていらした、ということは意外でした。文学極道等々に参加する方々は、討論そのものに詩よりも重い意味を見出していたのではないのか、と思っていたからです。「歳をとった伝道師」(隠者)的に詩を語るということ……現代の詩誌(「現代詩手帖」とか「ユリイカ」とか)は捨て去ってしまったスタンスですね。貴重な姿勢だと思います。