2024 12/12 20:26
朧月夜
足立らどみ様。
余計な説明をお願いすることになってしまい、申し訳ないです。ただ、わたしが詩以外の話題を持ちだすのは、詩というものが表現の世界における結晶のようなもの、文学の世界における土台のようなもの、だと思っているからでもあり、逸脱しているという意識はないのですが、その点は今までずっと言葉足らずかもしれませんね。
鏡文志様。
異世界ファンタジーが時代の閉そく感への抵抗、というふうに見えている人は多いのかもしれません。「ああ、そうかな」と思うところはあります。鏡様は、そのこと以上に、なんでもありの世界観や秩序を見せられることは危険、という思いが強くあるのですね? それにもわたしも思うところはありますが……
ただ、マーケットに乗るものに関しては、アニメならアニメ学校、お笑いならお笑い学校で学んでコンプライアンスがきちんとした表現者でなければ、作ることは許されていませんし、鏡様の心配はネットの投稿サイトに限ってのことなのかなと思います。
健全であることが必ずしも正しい、とはわたし自身は思わないのですが、文学について言えば、今の時代はむしろサブカルチャー(鏡様がおっしゃっている「マイノリティー」)であるべきではないのかな、とずっと思っています。またもう一つ別な見方もしていますが……作品のなかで書きたいと思っていることですので、今は控えさせていただきますね。
「自信の喪失」というのは、表現者における、という意味でした。ですが、芸術自体が自信を喪失しているのでは? という鏡様のご意見を読ませていただいて、なるほどと思いました。それがあるとしたら、「作っていると同時に作らされている」という現状があるからなのかな、などと考えたりします。