サイト内の作品やひとことダイヤリーで詩とは何か感じたこと[228]
2024 10/03 17:40
朧月夜

足立氏こんばんは。ひだか氏こんばんは。お返事遅くなりました。

>足立氏
コミュニケーション取れていない感じでしたか? わたしはあまりそんなふうには感じなかったですし、もともと詩を読んで全部を理解できているのかと言えば、そういうことはなくって、恥もなにもなく、作者にどういったスタンスで書いたのかを質問してやっと理解できることもままありますし。そもそも文学好きが集まればお互いに話していることをわかるのかといえばあやしくって、お互いに言葉にはこだわりをもっている、がゆえに逆に理解しあえないもののように思えます。なので、わたしは作者にその詩の意図を聞く、といったこともためらわないのですが。ちょっと思ったのは、わたしは足立氏の言う「詩≠文学」「詩≠芸術」というのを意図的に外してコメントしてしまっていますし、なので足立氏にディスコミュニケーションとして感じられても仕方ないかな、ということはあります。そのうち、そちらに話題が戻っていければ良いかな、というのはあったのですが……。
詩が才能だとしたら、わたしはたぶん詩を書けてはいないですね。おとなしく理系の道に進んだと思います。

>ひだか氏
「誤読です!」と言うと失礼なような気もして、というのは今ひとつわたしにはそれが当たっているのか外れているのかわからず。わたしが「詩の諸相」と書いたのは、E.M.フォースターの「小説の諸相」を受けてのことで、「詩の特徴」ですとか、そんな感じの意味です。フォースターが「小説の諸相」のなかでなんと言っているかと言うと、「小説とは詩から発生した詩ではないもののことである」と、そんなふうで。なので、わたしは「詩とは小説ではないもののことである」とずっと言っていましたが……。それはそれとして、フォースターは小説について七つの「諸相」があると言っていて、それは順に、ストーリー、登場人物、プロット、幻想、予言、パターン、リズムとなります。今はそういうふうではない小説も多いですし、小説とエッセイとの境目もあいまいですが、小説の本質論ということを考えた場合には、今もってフォースターの言うとおりで間違いはないかなあと思っています。
「詩の諸相」というものをつかんだ作者が、その作品にもその「諸相」を反映するだろう、という感じのことでしたら、誤読ではないです。

こんな感じでよろしくお願いします。ではでは。

追記ですが……興味深いのは、西洋を含めてアジア圏までも、ほぼ詩のほうが先に発生して、小説のほうが後に誕生しているのに、日本の場合は最古の物語と言ってもよい「古事記」のほうが先に出来て、最古の歌集である「万葉集」のほうが後にできた、ということですね。んまあ……それ以上の感想をわたしは持っていないんですが。
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