現代詩って何?[12]
2021 08/16 14:39
ふるる

こんにちは。初めまして(^_^)

私なりの理解では、「現代」とつく表現は、「何やってもいいとわかった後の表現」だと思ってます。
昔は伝統とかお作法、定型、お約束、決まり事、等色々ありましたが、美術ではマルセル・デュシャンがただの便器を作品にし、音楽ではジョン・ケージが無音の楽譜を作り、演劇ではピナ・バウシュがダンスと演劇と何とも言えない何かを融合させ、詩では草野新平が丸を1つだけ描き、小説ではジョイスやらピンチョンやらベケットやらソローキンやら、読んでもさっぱり訳が分かりませんがなんか面白いのが沢山あります。それでもいいじゃん。と、作る側も受け取る側も認めた自由な時代が現代。もちろん、伝統が好きな人は好きで良し。

現代だから難解なのではなく、それもありなので、作られるのでしょう。
なんで伝統とかを壊すかっていうと、やっぱり新しい思想とか哲学とか技術とかは、常識や普通はこうでしょ。に囚われてたら発見できない。人権や無意識は昔はなかったんです。ぶっ飛んだSFにヒントを得た技術っていうのもあると思うし。
それと、詩で言うなら言葉は昔に作られたから古いし、何でもまとめようとするもで、今のもやもやした気持ちにどんぴしゃりって訳ではないから、変な書き方になったり。普通の言い方と違うし良く分からないけど、なんか分かる気がするっていう表現も多くあります。まだ見ぬ世界がいーっぱいあるよと教えてくれるのが、自由な表現の世界。

私的には、訳が分からないものは触れるとすごく面白いです。
小説などは、普通の起承転結に飽きちゃうと、変なのが読みたくなります。結果、すごい体験をしちゃったなーとなって、もっと変なのを求めるようになります。
ただ、ごく普通の人は慣れてないので、そういうのは嫌という気持ちも理解できます。
鑑賞するのに頭を使うし、今までの常識が破壊される嫌な気がするから。

詩とは何か。も、人それぞれで思うところが違っていい時代だと思います。
文学とは?国によっても種類、歴史、それぞれありますし、俳句、短歌、川柳もいいですねー。言語とは?となると記号論になり、日本語とは?音声学?フォント?タイトルとは?読むという行為とは?みたいなめちゃ深い沼がそれぞれにあり、好きなところに浸かってたら良いのかなあと思います。
もちろん、何も知らずに好きな詩人の詩を読んだり、お手本にして書いてみたりというのも全然よくて、難しく考えるのが好きならそうするし、楽しんだもん勝ちです♪

長々と失礼しました。お返事は不要です。
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