しりとりの詩 2nd[997]
2016 08/04 07:02
高橋良幸

きみにも僕にも使えていた言葉、
閊えてイタコみたく託す言葉、
ファンダメンタルな(メンタルの)
対称性について、理解という工程がきっと重みを与えた
きみは正しく、僕も正しい
自発的に破る約束をだから許してほしいのだ

発語を、記述を、僕は統一できている自信はない
きみにつたえるいちいちのことは
時に僕らを遠ざけて、時に僕らを近づける
小言を言ってから一緒に寝るのだから
それが万物の(生活の)理論だと嘯くことはできる
結局具体化されている世界が一番正しいのだ

宇宙が縮むという説は今はないそうだから
しばらくしたら僕らはお別れで、もうそうそう出会うことはないだろう
しかし(やけ酒かもしれない)ランダムウォークで
きみに会える自信はある
(宇宙と、僕らの)ほとぼりがさめるころまでには
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