しりとりの詩 2nd[949]
2016 07/14 20:05
ハァモニィベル
*
岬は、巨大な交差点を見下ろす場所にある。
見境なく遠く、荒々しくうねる波の向こうを見ようと,
純粋なカントが、いつも小さく立っている
犯された孤児のように枯れた
青く染まった身体に包るまり
もう 何も考えたくはないような顔をしながら
たった一度だけでいいからそう言ったりそうしたりしてみたい
純粋な欲望のこころから
遠ざかるように,
足を摺るように
*
スレッドへ
前
後