しりとりの詩 2nd[949]
2016 07/14 20:05
ハァモニィベル



岬は、巨大な交差点を見下ろす場所にある。
見境なく遠く、荒々しくうねる波の向こうを見ようと,
純粋なカントが、いつも小さく立っている

犯された孤児のように枯れた
青く染まった身体に包るまり

もう 何も考えたくはないような顔をしながら

たった一度だけでいいからそう言ったりそうしたりしてみたい
純粋な欲望のこころから
遠ざかるように,
足を摺るように

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