しりとりの詩 2nd[913]
2016 06/09 10:37
青の群れ

走らなければなりませんでした

電車の発車時刻
雨降る高架下で犬の散歩にぶつかる
巨大な金属音がかき消されるまで
足を線路に乗せて

つぎはぎだらけの都市
怪物のように叫ぶ
心臓はまだ動いている

大丈夫、生きている、彼は
生きていればいい、彼は
繰り返す主述
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