しりとりの詩 2nd[905]
2016 05/30 00:38
ハァモニィベル
*
なぜ? なぜ? なぜ?
僕達は出逢ったのだろう?
生涯にただの
一度すらも、会わないかもしれない二人なのに
でも でも でも!
果して僕等は本当に出逢ったのだろうか?
僕達は、《ことば》で、
もうさきに出会ってしまった。
それは、
普通の出遭いよりもっと
親密な−関係−に違いない。
それは、
裏よりも裏の《顔》を
奥よりも奥にある《心》を
映し出す。
でも、
果して僕等は本当に出逢ったのだろうか?
僕の地声は、
果して…、
出逢ったのだろうか…?
君の地声に。
僕の沈黙が いまは ただ
きみに そう 問うている
*