しりとりの詩 2nd[870]
09/14 21:01
阿ト理恵
ざらっと
すてたんです。
さらさらが
にごって
ながれて
なくなってしまいましたので
うつくしいかお
あまいこえ
ながいあし
を
とうめいなひつぎにおさめて
うみに
うかべて
ながしました。
みなみのはまべに
とどいたので
おむかえにまいりました。
ふたを
あけて
ひつぎのなかで
いちにちじゅう
だきしめ
くちを
ピアノせんで
ぬいとじ
あし
うで
くび
もぎりとりました。
ころ(が)すしかすべからく
すべがない
くらいうつくしいひとは
うっかり
うっとり
しろいしろいすなのうえ