しりとりの詩 2nd[868]
2012 09/13 19:35
mizu K

もうながいながいあいだひからびたいけがありました
そこではもうながいながいあいだいきもののけはいがなかったのですが
あるときぷくっとまんなかのつちがもちあがり
ひからびてかたくなったつちをぽこっとわって
ちいさなちいさなきのめがはえてきました
それからきのめはぐんぐんぐんぐんおおきくなって
どんどんどんどんおおきなおおきなきにそだち
ねもしっかりしてまわりのつちももりもりともりあがっていきました
するとそのねのちかくからみずがさらさらさらさらとながれだして
あっというまにきのまわりにいけをつくってしまいました
そのいけのみずをのんだひとはみな
さらさらさらさらとひとみからなみだがながれるので
それはきっとずっとずっとむかしむかしにいけのほとりで
うつくしいひとがさらさらさらさらとながしたなみだのせいかもしれない
ひとびとはそういいあったということです
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