しりとりの詩 2nd[718]
2010 03/07 02:52
mizu K

とまれ、大事にならなくてほっとしましたと聞こえるカーテン越しに
妖精との距離を測りそこねて刷毛で撫でたように夜がすべる
冬のトーチカで静かに変態したデュラマンが起床のラッパを
耳にしてぴくりと、耳を動かすウサギのようだと笑ったあの日
わたしは靴を片方海に投げて海藻を曵いて還ってきた
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