しりとりの詩 2nd[658]
2009 11/21 22:12
mizu K

後悔がうらごえしてうつくしく歌われているという声がして
眼窩を黒くめしいてしまったおのれの寝床の天井裏に
夜な夜なほのかに灯る夜光虫の汀がよせて、くる、よせて、くる
夕暮れの残照のなか汐汲は言った、おまえのいえはどこにも
ない、どこにも、ないし、これからも、ない、虫は金粉を散らして夜明ける
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