しりとりの詩 2nd[648]
2009 11/08 02:44
mizu K

春ほうけたぬるま湯のうぶゆで雲と浮かぶ北の地にねむる人
それが秋まで暁を覚えないで冬眠前のグリズリーが
上る鮭の溯上をながめている川岸でぼうぜんと立つだけの
わたしだから鰯を三枚に下ろすことをスーパーのおじさんに
頼むだけの冬籠りにはただオイルサーディンだけでいいと思う
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