しりとりの詩 2nd[569]
2009 09/14 16:59
たもつ

 
舌打ちをすると、先生、
僕は少し指の方に立っています
間違い探しをしているうちに
狭い廊下に迷い込んで
咳き込んで、先生、
電話と電話は確かに物語に似ていますが
というよりも寧ろ物語なのでしょうが
乾いたボールペンをいじります
隅にある地下鉄に乗って
どこまで地下鉄に乗っていけるのか
まるでそのもののようかもしれませんし
瞬間のようなのかもしれません
ただ共通の話題はとても、先生
美しいビルで働く駐車場係の人のように
唇の端から新聞配達の人の背中より
一回りほど大きく死んでいます
だから花束を、先生
僕の足は誰が食べますか
食べているうちに誰と誰が眠っていますか
併用は嫌です
もう嫌です
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