しりとりの詩 2nd[560]
09/10 14:27
K.SATO

あかるい、と
思い描いた僕は
体の外へと入らされた暗がりに
そうして 玄関を出て歩きだす

なにもない海水に
干上がされて乾いていく文字として

体は 持った心を 手から遠ざけた
ページをつなぎあわせていく
誰かが 手から放った絵の具の色に
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