しりとりの詩 2nd[450]
2008 12/11 01:59


突き刺したのは夕暮れ
崩れていったのはいくつかの煉瓦
そっと積み上げてきたものたちが
音をたてて落下し
そして飛び去って行く
太陽の向こうに見えるのは
いつも知らずに飲み込んできた空気
積み上げていたときには気付かなかった風が
ジーンズと衝突して
かさついた音をたてる
吐き気がするほど綺麗な空から
また新しい傘が降ってくるのを見ても
僕はまだ 名前を呼ぶ行為を止められずにいた
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