しりとりの詩 2nd[436]
2008 11/18 23:47
mizu K

ジャコ・パストリアスの音色がすきだ
そう叫んで夕暮れの土手を疾走
正面の夕日に向かって
飛び込んでいったやつがいた

ママチャリで

高原のほうから便りが届いた
こちらはずいぶん色づいてまいりました
そも晩秋というものは
ずいぶんときりりとするものです
十一月の霧と菊の彼方から*

清流というものが

私のひたした手のひらを
刃物のように
裂いていき
下流に向かって花びらが
あとからあとからあか、あかあかく
とぎれなく流れて行く

とかいうのはまっかなうそで

ジャコのここんとこの人工ハーモニクスって
どうやってんだろうって
延々とCDを
再生したり一時停止したり巻き戻したり早送りしたりを繰り返して
人んちのプレーヤーを壊しやがった彼はずいぶんと
ママチャリが似合う人でした

# *takemitsu
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