しりとりの詩 2nd[407]
2008 08/25 01:15
mizu K

なだれ手の描くハッピーエンドが
人々をころしてまわったので
そこらじゅうを群れが
ひとひらに集積して
まるまっている
自画がそこに
あるから
またね

そういって手を振って去っていった人々
のしぐさを思い出している川沿いの
午後のペダルが爽快に音をたてて
見上げた空だ、自転している
雲のはしり、ぎざぎざと
くねっているロード
レーサーたちが
いっせいに
川へ飛び
込んで

真新しい袖にすこしはにかむような
季節をまちわびていきます
仮免、とりましたこれで
あなたにすこし
近づけたかの
ように思う
のです

お元気ですか、
土手にねころびながら、草々
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