しりとりの詩 2nd[376]
05/12 01:05
プテラノドン

戦いつづければきっと
円くなるのだろう
たそがれるために
鉛筆の先っぽも、日が沈む山の尾根ーその稜線も
ほんのすこしの仕事ぶりとはいえ
足跡をけしちまって
冴え渡るのは
視覚にしても聴覚にしてもー蒼い花束、
小さきものたちの夜だ
小石だってホラを吹く
触れることがかなうなら
どうか現実となって
平凡な卵のように孵っておくれよ
胸元か手のひらだか
ぬくもりある寝床で
風化していく紙きれのように
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