しりとりの詩 2nd[351]
04/14 23:00
プテラノドン
あやとりにまつわる神話ー或いは、
ロビンフッドと駆け落ちした老婆の話。
かつて、私の頭にのせた隕石を撃ち抜いたとか。で、今、路地裏では
数世紀前の木箱に座る老人が一人、例の
緑の帽子でもってリンゴを磨いている。
禿げ上がった頭。はなっから甲斐性なんて
なかったのだし、ほころびだらけのセーター。
心とか、財布丸ごと引っ張られたみたい。
すべてからめとるつもりなんだよ。
引っこ抜かれた金歯。愛の欠片だなんて。
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