しりとりの詩 2nd[348]
04/12 18:11
プテラノドン

心配です。マグニチュードの青空。
ほら、
まっさかさまに飛び降りた、
紙飛行機ーその時、
神様も溜息をつくのだろう。
「ほうり投げたのは私の方かもしれない」
と、きみは沈黙を口真似して、
紙飛行機の先には、
甘くもないガムがくっついていたな。
その方がよく飛ぶとか、
墜落するって案外、難しいもんなとか、
きみが言ったのか 僕が言ったのか
覚えちゃないけど、
風にとまどわずに まっすぐに
排水溝へ落っこちた。その、薄っぺらな
紙切れを渡る蟻たちのように
ありえたはずの旅のお終いはどこなのか。
薄汚い納屋の中、シーツをかぶった
プロペラ機みたいに
日々、僕らの人体模型は眠りつづけるばかり。
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