しりとりの詩 2nd[317]
2007 07/24 16:36
たもつ

 
夏至の入道雲が石化して
地面に落下し始めていた
僕の気配は時々あなたに似ている
例えばシャツの端をつまむ
その一連の仕草など
抜け殻のような虫の鳴き声
旧街道に並ぶ窓の内側では
この瞬間にも
いくつかの生と嘘が語られている
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