しりとりの詩 2nd[294]
10/07 22:16


分からないまま
首を縦に振る
流れにまかせて泳ぐ
そして時々溺れる
深い海の底で
深呼吸するような
青い空気に染まっていく
太陽と共に
嘘が暮れて
夜と共に
言葉が空を滑り始める
明日
知らないこと
の多さを知っている
分かりあう
月に反射する
光の見え方が
あなたとは違うということ
気が付けば
少しずつ
針が回って
地球も一回転して
同じ坂道から
また昨日が滑り落ちる
スレッドへ