しりとりの詩 2nd[216]
2006 04/20 22:15
小池房枝

  
  『 我に光あれ 』


言葉は、時々、海に似ている。ひとのそれへの扱い方が。

何でもかんでも投げ込んだり引っ張り出してみたりした挙句
何かあるや否や「言葉って難しいですね」。

ひとよ、それは言葉のせいなのか。
小一時間ばかり問い詰めたい。けれど。


  「そうですね。言葉は難しいですね」


どうぞ、立ち竦んでください。投げ出してください。
何故なら、確かに言葉わたしは難しいのだから。

そしてかかわりたくなくても、かかわらずに済むものではないのだから。
引き受ける気がなくても。担えなくても。


#題名に「光あれ」をいただきました。
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