しりとりの詩 2nd[19]
2005 04/24 23:14
蒼木りん

面をつけたような世界
キミはモニターの向こう側
白い面よ
僕の
私の
印象から生まれた
キミの肖像は
ただの
面なんだ
薄ぼんやり
キミの顔はこんな
感じ
手紙の文字を読んでも
本の言葉を読んでも
詩の表現を読んでも
飛び立てない子ども達
脳内に侵入して見たいシナプス
飛び立って還れなくなりそうな
僕はひとりでねむりたい
お喋りは痩せる
私はひとりでねむりたい
毎夜刹那の夢見に酔い
朝の来ることの残酷を嘆き
本当の THE END は
白面の下を見てしまったその先にあるのか
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