2016 08/17 16:48
るるりら
みなさん こんにちは
わたしは 企画倒れとなった いくつかの企画を 実行するつもりでした。
たとえば、蛾兆さんの ふわゆる わからない詩企画も、私自身は 書いてみたいと思っていました。もしも、どこかでその企画を実行されるなら 私にも 是非 声をかけていただきたいものです。
わからないと わかるの ハザマに 私はいつも身を置いているような気がします。
ですから、まっこうから 「分からない詩」に取り組むことに、もしかしたら 私の伸びしろがあったやもしれません。
さて、「わかる/わからない」。それは 詩においてだけの話ではないです。
わかった気になっていた事柄に 思わぬ大穴が開いていて まったく理解などしていなかったと知ったりすることは よくあることです。
その逆に分からずにいたことを 考えて続けていたら、ほかの 打破しがたい困難にも大穴を開けることができるような機知を得ることになることもあるかもしれない。
まど みちおさんの 「ぞうさん」の話がでていましたね。私は、その詩の大ファンです。 簡単な言葉で構成されている詩ですが、「わかった」だなんて 言いたくないのは、私が あの詩が好きだからです。 蛾兆さんの紹介してくださった まどさんの お人柄がうかがえるようなお話も うかがえて、嬉しかったです。やわらかな 気持ちをいただけました。ぞうさんという詩が好きなのと 同じ 感触を感じさせていただけて 幸せでした。
まどさんのぞうさんを「わかった」と私は 言いたくないのですが、その逆に
わたしは、詩が気に入ったという理由で「わかった」と言ってしまうこともあります。
たとえば、この作品に 私は「わかる」と言いました。
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=321251
でも どうでしょうか?「しゅるっ」って 感じを、ほんとうに私は理解しているのだろうか? 分かった気になった あの詩の「しゅるっ」とした感じですが、でも あの しゅるっとした感じは ほんとうのほんとうは 新体操の選手でないと わからないはずです。
人間の身体能力は不思議です。あんな動きは ほかの動物では無理。イメージする力と筋力とさまざまなもので 「しゅるっ」なのだと思います。多くの人間が体現することも無理。しかし体現はできない不可能な動きを、詩で「分かった」と 言わせている。読者に思わせている。
簡単に分かった気持ちになるような事柄って、たいていの場合は ほんのすこし深く考えただけで わからない部分が含まれていることに気がつくもんだと私は 思います。
https://www.youtube.com/watch?v=yWl_pbayZjM
(動画は、鹿児島実業の新体操演技です。この動画は なぜ 彼らの世代で なぜセブンなのかも よくわかりません♪)
心の新体操。それが 蛾兆さんの 「わからない詩企画」だったのじゃあないのかしら。
そんなことも 思うのです。