しりとりの詩 3 [91]
2017 07/25 10:19
るるりら
一滴の 揺らぎに
一斉に 稲の花ほころび
宇宙は それらを わがこととし
ひとつのこらず 見とどけ
そのちいさな いとなみの
いちぶ始終を よろこんだ
霧に つつまれる結実の日
おはようと どなたかが言い続けていたらね
やっと
おこめの あかちゃんになったよ
おはよう どろのなかだよ
こんにちわ 風のなかさ
あれ だれかのおなかのなかにも
うごめいている ゆらぎのぴくりん
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