【petit企画の館】/蝶としゃぼん玉[712]
2019 05/17 17:54
ハァモニィベル

今回、<撰>ということで論じてた流れから、
(1)素材選び と (2) 調理の仕方

に触れた所で、「書き換え連詩」になったので、(勘違いして)
本来わたしは、あそこに書くとしてももっと言葉をなぞらないで書くのがポリシーですが、今回は、るるりらさんの言葉の素材を、わたし風に料理し直してみせる
という趣旨で書いたから、むしろ多く使ってあるようにしたわけです。

その場合でも、注意すべきは、元作者が工夫してひねった言葉の組み合わっせはそのまま使わないことは重要だと思っています。例えば、「辞書が笑う」と書いてあったら、「辞書」と「笑う」を使っても、「辞書が笑う」では使わない。

あと、ポエジーも借りてこないことです。ポエジーこそ、まさにその作者ならではの調味料であり味ですから。

どんな作品でも、「作品」と呼べる点では同じにみえますが、
月と六ペンス のようにあやしい関係になるのは、ポエジーが本物かどうかが決めるのだろうと(わたしは)思っています。

パクった作品というのはそらぞらしいので、心に響かないのです。
何か心に滲みるものがあるとき、そこに本物があります。



ひじょうにそらぞらしい感動がTVとかには平気で横行していて
なおかつ、それに涙する観衆がけっこういますけどね。回転寿司の「鯛」が深海魚だと気づかない人たちですね。
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