【petit企画の館】/蝶としゃぼん玉[688]
2018 05/16 19:30
ハァモニィベル

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定義が腑に落ちるかどうかは、意味の範囲の適切さ、
つまり、意味の限定性と網羅性との両者のバランスのとれた
妥当さからくる、と思うので

あまり一面的なのは、一面的な説得力しか得られないでしょう。

【悪魔】という項目について考える場合に、思いつきでそれだけを定義する
のでなく、他の類似の項目と、どこで識別できるのか、そこまでちゃんと
考慮する必要があるわけです。

【悪魔】【悪鬼】【怨霊】【妖怪】【阿修羅】・・・etc.



例えば、>>686 のるる辞典の【悪魔】の項目では、

(極端 かつ 魅力的)であること、が識別の条件ですが、

 【阿修羅】も、ある意味、極端かつ魅力的なのではないでしょうか?

 具体的な事例に当てはめてみましょうか、
 たとえば、トランプ米大統領なんか、どうなんでしょうね。
 大統領に当選した頃は、(極端であり、魅力的)であったのだろうから、

 るる辞典によれば、「悪魔」ですね。
 但し、最近は、魅力の方が欠けているので
 「悪魔」でなくなってきた、ということになりますが、

 それは、逆だろう、最近のが「悪魔」だろう、と感じたり言ったりする人も中には
 いるのかもしれません。




まあ、もっとも、るる辞典の趣旨は、
「悪魔」という言葉には、悪しき悪魔性が色濃く憑いているんだけれども、
それだけでなく、「悪魔的魅力」と言うように、否定し難い魅惑も含まれているのだ、
という祝言が(種)としてあるのでしょう。(キチンと花にまでしてほしい所でしたが)


仏は中庸を説きますからね、逆に悪魔は極端、と発想してみたのかも知れませんが

そうすると神もやはり極端ですから、さしずめ悪魔は神の親戚なのでしょうね。




フレンホーフェルという画家をご存知でしょうか?
「美しき諍い女」が有名なんですが。

バルザックの『知られざる傑作』に出てきます。
それに、セザンヌも、ピカソも、悪魔的に魅了されたわけです。

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