2018 05/12 02:56
ハァモニィベル
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皆、素直に題名通りでしたね。
誰かしら
題名:『あ、熊の下』
で書くかと
想像して待っていたのですが。
それは、第二作以降に期待しましょう。
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さて、『悪魔の舌』ですが、
なぜ、今回この題名にしたか説明しておきましょう。
●(その1)--- Devil's Tongue(蒟蒻の英語名)----
コンニャク―→ 悪魔の舌 とヒントを出しておいたので
気付かれたと思いますが、
なにゆえ、ヘルシーフードにこんな凄い名前が付いているのか。
食べる方ではなく、
それは、どうやら「花」の方らしく、
その姿に納得。
https://search.yahoo.co.jp/image/search?rkf=2&ei=UTF-8&gdr=1&p=%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%AB%E3%82%83%E3%81%8F+%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%AE%E8%88%8C
一説によると、
蒟蒻の「花が咲くのは数年に1回だけ」で、
「開花すると腐ったような強烈な匂いがする」そうで、
「世界で最も醜い花」「死体花」と言われているとか。
というわけで、花の話題が出ていた折なので、
最も醜悪な花についても一考してみたら面白いかも、
というのが題名選択理由の一つでした。
*
もう一つは、
(その2)-----村山槐多の同名の探偵小説があること
この作品は、青空文庫で読めますが、
私は冒頭部の導入と、ラストの清涼感が好きな作品です。
真ん中のメインになる告白手記の部分は
かなりキモチ悪いのでご注意願いますが、
そのキモチ悪さは、さっきの蒟蒻の花=屍体花のイメージに通じるものがあります。
幼児殺害事件が世間を騒がせていますが、この大正時代の作者の作品が、
とても現代性を持っていること と、
この作品の最後に流れている、ヒューマンな心への逆転を思い出して欲しい
けどな、と思ってのタイトル選択でした。
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最後に、
(その3)----「たこ」=Devil Fish(*古い観念)との絡みで
Octopusへのこの言い方そのものは、古い宗教由来の偏見でしょうから意味はありませんが、
偶然にも、話がうまくつながるので、単なる語呂合わせで
『悪魔の舌』 = Devil's Tongue
―→ Devil Fish のことば(tongue は言葉ですから)
つまり、
『タッコングの言葉』
というナゾナゾが、付録として入っていた。そんな
粋な遊びがサービスされてもいたわけでした。
えっ!気づいてた?
さすが、クラーケン。
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