【petit企画の館】/蝶としゃぼん玉[665]
2018 05/12 02:56
ハァモニィベル

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皆、素直に題名通りでしたね。

誰かしら  
  題名:『あ、熊の下』
で書くかと
想像して待っていたのですが。

それは、第二作以降に期待しましょう。

*

さて、『悪魔の舌』ですが、

なぜ、今回この題名にしたか説明しておきましょう。

●(その1)--- Devil's Tongue(蒟蒻の英語名)----

コンニャク―→ 悪魔の舌 とヒントを出しておいたので
気付かれたと思いますが、
 なにゆえ、ヘルシーフードにこんな凄い名前が付いているのか。

食べる方ではなく、
それは、どうやら「花」の方らしく、
その姿に納得。
https://search.yahoo.co.jp/image/search?rkf=2&ei=UTF-8&gdr=1&p=%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%AB%E3%82%83%E3%81%8F+%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%AE%E8%88%8C

一説によると、
 蒟蒻の「花が咲くのは数年に1回だけ」で、
「開花すると腐ったような強烈な匂いがする」そうで、
「世界で最も醜い花」「死体花」と言われているとか。

というわけで、花の話題が出ていた折なので、
最も醜悪な花についても一考してみたら面白いかも、
というのが題名選択理由の一つでした。



もう一つは、
(その2)-----村山槐多の同名の探偵小説があること

この作品は、青空文庫で読めますが、
私は冒頭部の導入と、ラストの清涼感が好きな作品です。
真ん中のメインになる告白手記の部分は
かなりキモチ悪いのでご注意願いますが、
そのキモチ悪さは、さっきの蒟蒻の花=屍体花のイメージに通じるものがあります。

幼児殺害事件が世間を騒がせていますが、この大正時代の作者の作品が、
とても現代性を持っていること と、
この作品の最後に流れている、ヒューマンな心への逆転を思い出して欲しい
けどな、と思ってのタイトル選択でした。



最後に、
(その3)----「たこ」=Devil Fish(*古い観念)との絡みで

Octopusへのこの言い方そのものは、古い宗教由来の偏見でしょうから意味はありませんが、
偶然にも、話がうまくつながるので、単なる語呂合わせで

  『悪魔の舌』 = Devil's Tongue
        ―→ Devil Fish のことば(tongue は言葉ですから)
つまり、

  『タッコングの言葉』

というナゾナゾが、付録として入っていた。そんな
粋な遊びがサービスされてもいたわけでした。

えっ!気づいてた?
さすが、クラーケン。

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